ただ今アメリカを揺るがす最大の話題はWWDC・・・じゃなくてPRISM。国がこっそり国民の通信データを監視してたことが明るみに出た。収集されていたデータはAT&TとVerizonの通信データに加え、Google、Apple、Facebook、Yahooなど9社のもの。収集情報は、メール、チャット、ビデオ、写真、格納データ、VoIP通話、ファイル転送、ビデオコンファレンス、容疑者のアクティビティ(ログイン等)、ソーシャルネットワーク活動の詳細、その他特別に要請した内容、となっている。年間運用費用2千万ドル。こんな超巨大データセンターまで建設してデータ解析にいそしんでいるらしい。そのプログラムの名前がPRISM。やばいよねぇ、これ。
国家機関NSAのコントラクタとして働いていたSnowdenという29才がマスコミにリークしたことで明るみに出た。
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去年の年末のこと、まさに2ちゃんから抜け出て来たようなキチ一家がシリコンバレーに湧いた。泥要素も複合している。「キチ一家」とは2ちゃん用語で頭がおかしい家族のことで、「きちーけ」ではなく「きちいっか」と読む。「泥」はその通り泥棒。こちらのローカル新聞の報道を要約すると
50代のアルバニア人の夫婦と23歳の娘が、スタンフォードショッピングセンターにあるデパート、ノードストロムで万引き。盗んだ品物を持って店を出たところで警備の人に声をかけられた。父親は、万引きした男性服が詰まった袋を店内に投げつけ、母親とともに逃亡。娘だけはそこで捕まる。ここで警察が呼ばれ、近くで母親を発見、万引きされたコーチのバッグも回収。しばらくして公衆電話から警察に「妻と娘が失踪した」と連絡してきた父親も逮捕された。
なんかもうすごい大捕り物ですなぁ。しかし、この話のミソは、この3人の経歴にあった。
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Aulani ResortのCharacter Breakfastにて
去年の1月、ハワイのディズニーリゾートに泊まりに行った。ディズニーが経営するホテルだが、テーマパーク併設なし。ただし、ミッキーとミニーとその他2名ほどのキャラクターが敷地内を徘徊してディズニー感を醸し出している。
ハワイと、私の住んでいるカリフォルニアとの間には時差があり、ハワイの方が3時間遅い。よって、早朝に目が覚めてしまう。同室のダンナの姪たち(ハワイ在住)を起こさないため、仕方なく夜明け前の薄暗いホテル内をそぞろに歩いていたら、ミッキーの出勤に出くわした。
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前回のエントリーで「低所得&優秀な高校生が一流大学に行かないのは、コストのせいでも学力のせいでもなく、情報格差のせい」と書いたが、私個人的には、ここで必要な「情報」とは、「ニュートラルをプラスにするもの(=知らない→知っている)」ではなく、「ネガティブをプラスにするもの(嫌だ→行きたい)」だと思っている。
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Stanford大学 BioX Clark Center
New York Timesの先週の日曜版に掲載されたBetter Colleges Failing to Lure Talented Poor。3月に発表された論文(PDF)の内容をベースに書かれた記事だが、私が「やっぱりね」と思ったのがこの点:
全国で学力がトップレベルの高校生を、親の収入で4段階に分類してみたら、親の収入が一番多い方から順に、34%、27%、22%、17%だった
ちなみに、この記事の「学力トップレベル」とはトップ4%。4%は、日本だと早慶+国立というレベルになるようだ。(いずれも、大学を受けない人も母数に含む)。
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読売オンラインに「恐ろしい」アプリと称してLife360を紹介した。家族に閉じたロケーションベースのSNSで、登録した家族間では、お互いの所在地がリアルタイムでいつでも筒抜け!という、日本のちょい悪親父(死語?)、DQN奥様、不良少年少女等には耐え難いかもしれないアプリでございます。
我が家のアスペルガー気味ダンナは、自分のポケットの携帯が鳴っても気づかない人なので、Life360で場所がわかると時々便利。海外出張中もどこにいるかわかる。
で、その中でちょっとだけ書いたが、Life360には、「周囲の性犯罪者を見る」という機能がある。
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太宰治の小説に「男と女は見ているものが違う。同じ『赤』と言っても女には違う色が見えている」みたいなことが書いてあった気がする。
さて、私、ダンナと結婚して10数年経つのだが、しみじみ「彼と私は違うものを見て、聞いて生きている」と思う。男女差というのもあるけれど、むしろ個人差。彼も私も標準値からずれていて、しかもそのずれ方の方向性が違うので、互いの差がよくわかる、という感じ。
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どうということもない小さなことなのに忘れられないできごと、というのが結構ある。
その1つが、昔表参道で一人ランチをしていた時に耳にした「サイモンサブロウさん」の話。
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